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グローバリゼーションとウイン・ウインの関係

グローバリゼーションにより複数の国の間でウイン・ウインの関係ができるという話があるが、これはグローバリゼーションの負の面を無視した欠陥論だ。
2国間の関係で見てみよう。毎年A国は50億ドル分をB国に輸出し、40億ドル分をB国から輸入しているとする。この場合、B国から見ると、40億ドル分をA国に輸出し、50億ドル分をA国から輸入していることになる。
両国にとってベースの40億ドル分がウイン・ウインの関係に対応する。A国の黒字10億ドル、B国から見た赤字10億ドル、すなわち輸出入不均衡の10億ドルもグローバリゼーションにより生じたものである。両国の間ではこのような貿易不均衡は必ず存在してしまう。それは、生じる貿易不均衡が根本のところでは、遊ぶ時間も惜しんで働くA国の国民性と、働くべき時間も遊んでしまうB国の国民性との差といったような、国民性の差に起因するからだ。
両国の国民性は定常的なものであり、ほとんど変化しない。したがって、A国の黒字は10億ドルづつ毎年積み上がり、B国の赤字も10億ドルづつ毎年積み上がってゆく。そうするとB国はA国から物を輸入するための金が足りなくなるので、国債などの債券を発行して、これをA国に買ってもらって、金を調達するようになる。要するに、B国はA国に借金をするのである。両国の国民性は定常的なものであり、ほとんど変化しないので、両国間の貿易不均衡は変化なく存在し続け、したがってB国の債券発行総額、すなわちB国のA国に対する借金の総額が10億ドルづつ毎年積み上がってゆく。
両国での為替レートが変動して貿易不均衡を是正しようとするが、しかし為替レート変動による貿易不均衡是正の実効性はかなり限定的である。したがって、B国のA国に対する借金の総額は、毎年確実に積み上がってゆく。
B国の借金総額がある限界値に達すると、その借金をチャラにする方向での相転移、すなわちカタストロフィーが起こる。要するに、B国がデフォルトする。A国は貿易や債券の保有で儲けていたつもりが、B国がデフォルトした瞬間にA国の儲けは消えてしまうのである。
グローバリゼーションは上記相転移すなわちB国のデフォルトの素因を事実上内包しており、したがってグローバリゼーションが維持されていると、いつかは上記相転移すなわちB国のデフォルトが起こる。
上記相転移すなわちB国のデフォルトの発生直前の状況と同様の状況にあるのが、今のギリシャであり、イタリアであり、アメリカなのである。グローバリゼーションは、最終的には世界経済を破壊するのである。
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