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日本円と機軸通貨・米ドル

世界の機軸通貨である米ドルは、多数の安全メカニズムを介して、世界経済にしっかりとリンクされている。米ドルに関しては、米国と米国経済がその第一義的責任を負っているが、EU、中国、日本、その他世界の国々と、その国々の経済とが実質的な保証人となっている。つまり、米ドルにストレスがかけられても、ストレスは米国から世界の国々へと分散され、米国とその経済のみならず、その他世界の国々とその経済とがストレスを引き受け、受け止めてくれるのである。このため、米ドルにストレスがかけられた場合、ストレスのレベルが世界経済の崩壊を引き起こす閾値の手前であれば、米ドルは崩壊しないし、世界経済も崩壊しない。これが、米ドルが持つ機軸通貨であるがゆえの強みである。
近年、FRBが米国国債を大量に買って、米ドルにストレスをかけている。しかし、このストレスのレベルは世界経済崩壊閾値の遥か手前であり、米ドルにとってはたいして影響を受けない。
他方、日本円は世界の機軸通貨ではない。日本円には、米ドルが持つ機軸通貨であるがゆえの強みが、存在しない。日本円にストレスがかけられた場合、日本と日本経済のみとでそのストレスを引き受け、受け止めなくてはならない。
日本国債が売れなくなった瞬間に日本国財政破綻が起こる。日本国債を買う日本国内の余力は、急速にゼロに近づきつつある。日本国財政破綻が起こると、日本国債が暴落するので、日本円も事実上崩壊する。すなわち、日本国債を買う日本国内の余力がゼロに近いということは、日本円も崩壊の近傍にいるということである。日本円が危険域にある、ということである。米ドルに対して日本円が高い水準にあるという最近の事実は、日本円が崩壊していない領域での話であって、日本円が崩壊の近傍にいるということを否定し得る指標ではない。
このような状況のもとで、仮に大震災復興財源捻出のために日本国債が発行され、そして日銀がその日本国債をすべて買うという政策が採られた場合、買った分のストレスが日本円にかかることになるが、そのストレスの大きさによっては危険域にある日本円を容易に崩壊させてしまう。したがって、たとえ大震災復興のためだとしても、日銀が復興財源用の日本国債を買うのは禁じ手である。
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