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山口百恵 天からの贈り物

テレビで山口百恵の昔のビデオをやっていた。凄い。圧倒される。吸い込まれる。明らかに天からの贈り物を持っている。
当時、森昌子は、よりシングルトーン(単一の正弦波のみからなる音)に近い声を出せる点、また歌のうまさという点で、山口百恵の上を行っていた。しかし、山口百恵にはそういった点では測れない何かがあった。山口百恵の存在感は、森昌子を含む他の同世代歌手のそれを遥かに圧倒していた。山口百恵のクールな容姿と、山口百恵がかもし出す雰囲気が、その時代にドンピシャ符号していた、ということか?いや、そんなことじゃない。それは、ごく表面的なことに過ぎない。ビデオではっきりと分かった。すべては、山口百恵の声、そのものにあるのだ。
山口百恵が出す中低音は、一体何だ。透明感、広がり、奥行き、艶。山口百恵の中低音は、リスナーの脳をつき抜け、脳の奥底にある鍵盤をリズミカルにたたき、脳全体にこだまする。山口百恵の中低音が、リスナーの脳全体を占拠する。山口百恵の中低音が、リスナーの脳全体を支配する。山口百恵の中低音は、紫色に輝く。海面から深い深い底へと至る透明だけれども紫色に輝く海の世界。リスナーの脳全体に、この紫色に輝く海の世界が広がってゆく。そして、イメージされた紫色に輝く海の世界がリスナーの緊張感や危機感を刺激し、リスナーの自分についての存在感を根底から揺さぶる。いやがおうにもリスナーの脳が、山口百恵の中低音に拘束される。リスナーの脳が、山口百恵の中低音と一体化する。
女神の領域にあると感じさせる美しい高域の声を持つ歌手が出す中低音も実にすばらしいが、山口百恵の中低音はそれを遥かに凌ぐ。この中低音に関しては、ジョニ・ミッチェルも島倉千代子もまったくかなわない。山口百恵の紫色に輝く中低音は、まさに天からの贈り物。
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