スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いやな人との遭遇があなたを飛躍させる

A社に勤めるCさんの上司は、Dさんである。Dさんは、A社の役員であり、かつA社の関連会社であるB社のオーナーでもある。Dさんは、A社ではQ部の長を任されている。A社Q部では、Cさんを始め20人の社員がDさんの下で働いている。A社とB社は、同じビルの同じフロアに、隣同士の位置関係で入っている。
長であるDさんは人集めは上手だが、仕事の実務は得意ではない。Dさんは根っからの遊び人で、A社の役員という立場を利用して、週5日のうち2日あるいは3日A社を空けてゴルフなどの遊びに興じていた。DさんがA社に不在の間、Dさんの判をもらわなければならない仕事は停滞した。このため、A社Q部で、長であるDさんへの不満が高まっていった。おまけに、Dさんは、A社Q部のFAX機を使って、ゴルフコンペなどの遊びの案内を送受していた。これがきっかけとなって、A社Q部において、Dさんへの不満が爆発してしまった。丁度その頃、A社は引越をすることになっていて、それを機会にDさんはA社Q部の長を外され、自分のB社に引っ込むことになった。Dさんは引き続きA社の役員ではあったが、引越したA社にDさんの席はなかった。
Cさんは、仕事上真面目な人であり、仕事をさぼって遊びに興じるDさんを許せなかった。Cさんは、Dさんのことをいやな人だと思っていた。
Dさんに代わってA社Q部の長に就いたのは、Q部社員の中で最も仕事ができるCさんだった。長に就いたCさんは、バリバリ働き、部下をぐいぐい引っ張り、Q部の業績をぐんぐん伸ばしていった。Cさんは、自分の仕事の質をさらに高め、そして仕事の道を究め、同時にQ部の長でなければできない貴重な仕事体験を積み重ねていった。最早A社において、仕事に関してCさんの右にでるものはいなくなっていた。
Q部の業績アップとともに、A社も成長して、A社の社員数も増えていった。このため、借りている事務所スペースが手狭となり、A社は大きなところに引越すことになった。DさんはA社の役員としての力を利用して、A社の引越先の一部に、B社を間借りさせた。そして、強引にDさんはA社Q部に自分の席を作らせた。そしてDさんはA社Q部に顔を出すようになり、Q部の社員の仕事にあれこれ口を挟むようになっていった。このため、Q部の雰囲気が乱され、Q部の仕事の質も不安定になっていった。Cさんは、Q部の仕事に干渉するな、とDさんに何度も言った。その都度、Dさんは「私はA社の役員だから、A社の仕事の質を改善するために、いろいろ動いているのだ。当然のことをしているだけだ」と答えた。Cさんは、論理性と合理性のある人である。間もなくCさんは、このような意味のない無いことを言う人にまともなことを言っても無駄だし、そのような人を相手にすることも無駄である、と悟った。Cさんは、Dさんのことを、ある意味壊れており、本当にいやな人だ、と思った。
一念発起してCさんはA社を辞め、新会社を設立した。Cさんの持っている仕事力により、やがて新会社は軌道に乗り、成長を始めた。Cさんは、自分の会社で思う存分働き、自分のやりたいことをやった。Cさんは、充実感に満たされた。
Cさんは、しみじみ思った。自分が仕事で道を究められたのは、当時怠慢上司だったいやなDさんに遭遇したのがきっかけだった。また、自分の会社を作り、充実した自分が今あるのも、仕事に干渉してきたいやなDさんに遭遇したのがきっかけだった。Cさんは、いやなDさんとの2度の遭遇がいずれも結果的に飛躍する方向に自分の人生を導いてくれた、と思う。Cさんは、もしかしたらDさんは悪人のふりをして、自分を応援してくれる役を天から与えられた人なのかな、とも思う。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。