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鏡の中の顔は一体誰?

鏡の中の顔は、あなたにとってお馴染みの顔。でも、鏡の中の顔は、あなたの顔ではない。あなたの脳は、あなたの網膜に映った鏡の中の顔を瞬時に加工処理して、加工処理後の顔をあなたの脳内に再生する。あなたは、この加工処理を意識することはなく、脳内に再生された加工処理後の顔をあなたの顔と誤解する。
加工処理の内容は、あなたの脳のご都合により決められている。あなたが女であれば、加工処理の内容は、加工処理後の顔が網膜に映った顔よりも美しく、可愛く、そして若くなるように設定されている。あなたが男であれば、加工処理の内容は、加工処理後の顔が網膜に映った顔よりも男前であり、そして若くなるように設定されている。
また加工処理の内容には、履歴要素あるいは歴史要素も含まれている。例えば、今あなたは50歳だとしよう。今鏡の中の顔を加工処理して脳内に再生した顔には、50年間にわたり幾度となく鏡の中の顔を加工処理して脳内に再生した無数の歴史的顔が重ね合わされている。すなわち、そこには、20歳の時の顔も、30歳の時の顔も、40歳の時の顔も重ね合わされている。
さらに、あなたは殆ど自分の写真を見ることがない人だとしよう。そんな50歳のあなたが、自分の写真を見ると、間違いなくぎょっとする。あなたは、心の中で、これは自分じゃない、第一自分はこんなに老けていない、それに自分はこんなつまらない顔じゃない、と写真を否定する。あなたは、鏡の中の顔を加工処理して脳内に再生したお馴染みの顔を基準にして写真の顔を判断しているのであり、そのお馴染みの顔が自分の顔であると信じきっているのである。
鏡の中の顔は、オリジナルの顔に対して、左右が逆になっている。この左右が逆になった顔が網膜に飛び込むと、上記の加工処理が瞬時に自動的に起動する。したがって、電車や自動車の窓ガラスに映る顔や、ショーウインドーに映る顔に対しても、鏡に映る顔と同様に、上記の加工処理が施される。ところが、写真の顔は、オリジナルの顔と左右が同じになっている。この左右が逆になっていない顔が網膜に飛び込んでも、上記の加工処理は起動しない。したがって、写真の自分の顔を見たその人の脳には、その顔が加工処理無しで殆どそのまま再生される。これが、自分の写真を見てぎょっとする理由である。
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