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何かに酷く怒って式をドタキャンする人

A男は60歳過ぎの独身。A男には妹がいる。A男にとって妹はたった1人の兄弟である。妹は3人の子持ち。妹の一番上の子供が結婚式を挙げることになり、その招待状がA男にも届いた。
子供の頃から今日に至るまで、A男と妹の相性はずーと悪かった。しかしA男は、深く考えることなく、たった1人の兄弟に関係することでもあり、招待状に対して結婚式に参列する旨の返事を出した。
結婚式の日が近づくにつれて、A男の心が重くなっていった。その時A男の頭の中では、60歳過ぎの独身の俺が結婚式に参列しても、話相手もいず、恥をかくだけだ、という思いがふつふつとしていた。参列する旨の返事を出したものの、参列したくないという気持ちが日に日に大きくなっていった。
子供が結婚する相手のことや、結婚のことなどを話しに、A男のところに妹が訪ねてきた。妹はやたらウキウキしていた。妹は昔からいい加減であり、しかも鈍感であり、俺の心が重くなっていることを露ほども想像していない。A男は妹にムッとした。
その日の夜、A男は妹に電話をして、怒鳴った。「お前は昔からいい加減だ。いい加減なお前の子供もいい加減に違いない。そんないい加減なやつらの結婚式など、俺は出ない」。A男は一方的に怒鳴りまくって電話を切った。
結婚式に参列すると返事をしておきながら、もし結婚式への参列をドタキャンしたら、それは明らかにA男の罪だ。その罪を、「いい加減」という形に変えて妹に転写すなわち転嫁して、妹に移した「いい加減」に酷く怒るというパフォーマンスを演じて、自分が結婚式に参列しないのは妹がいい加減だからだ、ということに強引にもってゆく。こうして自分の罪を隠す。A男がやったのはこれだ。意識的にやったか、無意識のうちにやったかは、定かではない。
何かに酷く怒っている人がいたら、自分の罪や落度をその何かに転嫁して、それに酷く怒るというパフォーマンスを演じて、自分の罪や落度を隠そうとしているのかもしれない。
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簡単な葬儀と嫌味

A子はもうすぐ60歳。5年にわたる夫に対する壮絶な在宅介護を経て、夫は入院した。しかし夫はとうとう力尽きて、入院先の病院で無くなった。A子と、A子と夫の子供達が夫を看取った。
在宅介護中に、死期が近づいたことを悟った夫とA子は葬儀について何度か話し合った。いつも夫は、家族だけで見送ってくれれば十分であり、親戚等には事後報告でよい、と言った。
A子は、実際の葬儀に親戚を呼ばないわけにはいかない、と判断した。A子の経済状態からすると、通夜や告別式を含む普通の葬式を行う余裕はなかった。普通の葬式の場合、費用はかるく100万円を越えてしまう。A子は、火葬の前に参列者が故人とのお別れのみをする直葬式、すなわち火葬式と呼ばれる簡単なものを選んだ。それでも費用は20万円を越える。後で行う納骨にも20万円近い金がかかる。合わせて40万円がA子が出せる限界の金額だった。
簡単な直葬式で済ますのだからと、A子は香典を一切受け取らない方針を立てた。香典を受け取るとそのお返しが大変といことも、この方針を立てた理由でもあった。
A子は、業者に香典無しの直葬式で予定を組んでもらった。電話で夫の親戚達に式の日取りやその内容を連絡すると、どの親戚からも式の内容にクレームがついた。通夜や告別式の無い式は認められないというクレームであり、香典を受け取らないのは人を馬鹿にしているというクレームであった。A子の金銭的限界が、A子をかたくなにしていた。電話口でA子は、生前夫がそういう簡単な式を強く希望していましたので、そのようにさせていただきます、と譲らなかった。A子は、強引に押し切った。
直葬式の当日、始めから夫の親戚達がいやな雰囲気をかもし出していた。式の最中A子は夫の親戚達からチクチクと嫌味を言われた。いずれ時間がくれば式は終わる、ということをA子は自分に何度も言い聞かせながら、A子は辛抱強く耐えた。なんとかA子は式を乗り切った。
さてさて、夫の親戚達の考えは、世間で言う常識に照らせば、もっともなものである。一方、葬儀について生前の夫の希望やA子の経済状態を考えれば、A子が行った直葬式は責められるようなものではない。どちらが正しいかという問題ではなく、どちらも正しいのである。正しいことのぶつかり合いは、世の中では沢山起こる。そんな世の中を少しでも丸くするには、次のような知恵が役に立つ。
事象が犯罪に絡むものでない限り、自分の考えを他人に押し付けないこと。どんなにすばらしいと自分が思う考えであっても、決して他人に押し付けてはいけない。他人には他人の考えがあり、他人の行為にはそれなりの背景があるのである。上の例で言えば、A子が執り行う直葬式に夫の親戚達は一切文句を言ってはいけない。夫の親戚達はその直葬式で精一杯故人に哀悼の意を表せばよいのである。
しかしこのあたりのことを含めて人間や人生を理解している人の数は少ない。世の中、正しいことのぶつかり合いで、今日も波立っている。

女は約束を守れない

A男は27歳。仕事ができるので、いい給料をもらっている。加えて、イケメンで背も高い。いやでも女が寄ってくる。
A男は、自分がわがままであることを承知している。A男は、自分が1人でいる時間が好きであることも承知している。
今A男はB子と付き合っている。B子のほうから近づいてきた。週末にデートをしている。A男はそれ以外の日にはB子と会わない。
A男はB子と付き合うにあたり、B子に条件を出し、約束をさせた。1)自分は当分結婚するつもりはないので、結婚の話は持ち出さないこと。2)デートは週末だけに限ること。3)自分の領域に深く侵入しないこと。A男はB子に、これらの3つが守れるなら付き合ってもいいと言った。B子は、それらを守ると答え、それらを守ることを約束した。
付き合い始めてから数ヶ月が経ったころから、B子が地を出してきた。「私達、この先どうなるのかしら?」「私達ってどういう関係なんでしょう?」「週末以外の日にも会いたいのだけれど・・・」「週末以外の日には何をやってるかしら?」などと事あるごとにB子が囁くようになった。
A男は思った。B子はこれまで付き合った女達と同じように約束を守れない女なのだと。約束を守れないような女と結婚したら、ひどい目に会うことは明らかだ。A男は、B子とはそろそろ別れるべきだ、と考え始めている。
A男の女に対する理解は不足している。女とは、そもそも約束を守れない生き物なのである。

予知夢

A男は、今40歳。学生時代に特別な女性と出会った。何回かデートをしたが、彼女とはプラトニックな関係だった。
なぜA男が彼女を特別な女性と思ったかというと、あるデートの後、家に帰る途中に、自分が死ぬ時に自分の人生を走馬灯のように振り返ることになるのだが、その走馬灯のもっとも輝かしい部分を間違いなく彼女が飾る、ということがA男の頭に神からのお告げのように浮かんだからだ。
A男が学校を出て就職すると、彼女との関係は自然に消滅してしまった。しかし、それからも今日に至るまで、A男が彼女のことを思わない日はなかった。たまたま用事があって日比谷線に乗った時にデートの思い出である六本木駅に電車が近づくと、そのデートのことがA男の頭にフラッシュバックし、そして電車が減速してホームに入ると、反射的にA男の目がホームを覗き込み、彼女の姿を探すのだった。電車がホームに停車している間、ずっとA男は彼女の姿を追い求めるのだった。もう20年近くも前のことなのに。電車が動き出し、六本木駅のホームが見えなくなると、A男は自分の体に冷たい汗を感じるのだった。
A男は就職してからしばらくすると、別な女性と結婚した。彼女のことを好きという感覚はあまりなかったが、彼女となら何とか一緒にやってゆけるだろう、という思が結婚を決意させた。しかし、5年で彼女とは離婚した。
離婚したあたりから、A男は数ヶ月おきぐらいに同じ夢を繰り返し見るようになった。その夢の中では、側面が台形の丘があり、その側面の左端に丘の上と下を結ぶ階段がある。丘の上には例の特別な女性の家がある設定になっていて、A男は階段を上って彼女に会いに行く。しかしどうしても彼女に会うことができず、あきらめてA男は階段を下りる。ところが、階段を下りる自分の気持ちは、ひどく落胆しているはずなのに、それほどでもなく、半分どこか嬉しいような感覚もある不思議なものなのだ。これが繰り返し見る夢の内容である。
離婚してから8年後、A男はさらに別な女性と付き合い始めた。時々、A男はその女性の家に遊びに行く。その女性の家は、側面が台形の丘の上にある。そして、丘の側面の左端に丘の上と下を結ぶ階段がある。A男はその階段を上り彼女の家に行き、彼女の家からの帰りにその階段を下りる。
今A男は、繰り返し見る夢の意味をはっきりと理解している。

国民年金と共済年金

公務員共済年金の過払い構造を削ぎ落とし、支払い条件を厚生年金のそれに合わせた上で、公務員共済年金と厚生年金とを統合する年金改革案に対して、公務員側があらゆる手段を使ってこれをつぶそうとしている。
原資が100%税金の公務員共済年金と、会社や従業員が稼ぎ出した金を原資とする厚生年金とを統合すること自体、正当性もなく合理性も無い。
公務員共済年金はただちに廃止すべきだ。自営業者と同様に、公務員には公的年金としては国民年金だけでよい。地方議員、国会議員、および首長も国民年金だけでよい。
会社や従業員が稼ぎ出した金を原資とする厚生年金は、特別なのである。会社や従業員が稼ぎ出した金を原資とする点において。
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